ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、ホワイトニング剤の成分で着色物質を分解することで、自然な白い歯にできる方法です。歯の表面を削る必要がないため、患者さまの負担が少ないのが魅力です。
歯科医院で行うクリーニングでも歯の表面の汚れを取り除くことは可能ですが、ホワイトニングは歯そのものの色を明るくすることができます。
こんな症状のお悩みは御座いませんか?
- コーヒー、お茶、タバコ等の変色
- 年齢を重ねるにつれて、歯が黄ばむ
- 過剰に摂取したフッ素などの影響による変色
上記のお悩みはホワイトニングで改善できます!!
ご自身に合ったホワイトニングを見つけましょう
オフィスホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングです。高濃度の薬品を使用するのできれいな白さを出しやすく、1回で効果を実感することができます。ただし、治療後、何もしなければ後戻りし2~3年後には元の色に戻ってしまいます。
ホームホワイトニング
ご自宅で行うホワイトニングです。歯科医院で型を取り、トレーを作製します。使用する際は、トレーに薬剤を入れ、1日2時間程度トレーを装着します。だいたい2~4週間を目安に続けます。
低濃度の薬品を使用して徐々に白くしていくので、透明感があるきれいな白さで、しみにくくムラになりにくいです。また、ご自宅でできるので患者さまの負担も少ないです。
ただし、白くなるのにある程度の期間がかかるので、すぐに効果を得たい人には不向きです。
ホワイトニングの流れ
オフィスホワイトニング
ホワイトニングに関する説明や注意事項をお話して、口腔全体の検査や適応症の診査、色調検査を行います。
歯科医院内で歯面にホワイトニングジェルを塗布します。
(施術時間の目安は1~2時間)
再度、歯の色調をチェックして問題がなければ、口腔内の清掃をして終了です。
ホームホワイトニング
ホワイトニングに関する説明や注意事項をお話して、口腔全体の検査や適応症の診査、色調検査を行います。
型をとり、ホワイトニングに使用するカスタムトレイを作製し、装着方法やご自宅での使用手順についてご説明します。
ご自宅にてホワイトニングを行っていただきます。
※1日に最長2時間、12本のジェルを2週間で使い切るのが目安です。
よくある質問
A. むし歯や歯周病、ひどい知覚過敏の方は、先に治療を済ませてからホワイトニングを行います。また、まれにホワイトニング剤の成分にアレルギー反応がある方がいますので、事前に確認して開始するようにしましょう。
A. 胎児や赤ちゃんへの安全性が確認されていないので、妊娠中や授乳期の方へのホワイトニングはできません。授乳期を終えた後に再度ご検討ください。
A. 20歳未満の方への安全性が保障されていないので、子どもにホワイトニングをすることは禁止されています。ご了承ください。
A. トレイやホワイトニング剤の誤嚥・誤飲の可能性があるため、就寝中にホワイトニングをすることは避けてください。
A. 1日最大2時間までと決められています。それ以上のご使用はお控えください。
A. 当院で使用しているホワイトニング剤には、アルコールは含まれていません。ただし、知覚過敏抑制剤「ウルトライーズトレイタイプ」にはアルコールが含まれています。アルコールにアレルギーのある方は、事前にご相談ください。
A. 詰め物や被せ物の歯には、ホワイトニング剤が反応しません。また、金属は酸化して黒くなることがありますので、ホワイトニング剤を接触させないようにご注意ください。神経のない歯は、多少時間はかかりますがホワイトニング効果を得ることができます。
市販のホワイトニングと歯科医院との違い
ホワイトニングで大切なのは、着色の原因に合ったホワイトニングの方法や薬剤を選ぶことです。近年、手軽にできる市販のホワイトニング剤が多く出回っています。しかし、自己流で行うと効果があらわれにくく、場合によっては逆効果になることもあるので、注意が必要です。
歯科医院のホワイトニングは、着色の原因が何なのかを特定して、それに合った方法や薬剤を見極めてから行っています。たとえば、先天性の着色の場合は歯の内部まで着色があるので、それに合った薬剤を使用します。糖尿病や神経を抜いた歯がある方は歯が黄ばみやすいので、状態を見つつ適切なホワイトニングを行います。
また、歯が汚れているからと言って、必ずしもホワイトニングが必要なケースばかりではありません。たとえば、タバコを吸う方の場合は、クリーニングをするだけできれいになることもあります。また、着色だと思っていたものが根管からの微量な出血だったというケースもあります。その場合は、根管治療を行います。