高齢者の方の治療で心がけていること
若い世代と違い、高齢者の方は長時間の治療が難しいケースがほとんどです。また、大きい虫歯に見えていても、実はそこまで大きくなく、歯や神経を残したほうがいいケースもあります。
そういった高齢者特有の症状を見極めること、また長時間口を開けてもらうことなく、休み休み行うことなど優しい治療を心がけています。
根面齲蝕(こんめんうしょく)とは
根面の象牙質が出ているところが虫歯になってしまう状態のことを、根面齲蝕と言います。
高齢になるにつれて歯茎が下がってしまい、その下がった部分(象牙質)にできる虫歯のことを指します。目が見えづらくなりブラッシングが行き届かないことや、食生活の偏りなどから起こります。この症状が進むと歯が抜けてしまうケースもあるので、注意が必要です
歯を長持ちさせるために気を付けること
ブラッシングをすることが基本となりますが、高齢者の方はなかなかそれも難しいもの。「きちんと磨けてる?」というようなご家族などのお声がけも大切かと思います。磨けていない場合には、周りの方々がサポートをする体制も重要です。
当院の入れ歯治療
見た目だけではなく、きちんと機能するような入れ歯制作を心がけています。
保険適用の入れ歯に関しても、きちんとその方に合った入れ歯制作を行い、着脱のしやすさ、また噛めるような状態に持っていくことなど、細かいケアを大切にしております。特に咬合力のある男性の場合には、噛みづらいなどの不具合が多く出る場合がありますので、その後のフォローもしっかりと行っております。
このような症状の方は入れ歯治療をお勧めします
端的に言って、歯が無いような方は入れ歯治療となります。また左右の歯のバランスが悪いような方でも、入れ歯をすることによって左右のバランスが整うのでお勧めです。
入れ歯をされている方の必要なケア
入れ歯の掃除、洗浄は毎日行ってください。入れ歯は使用しているうちに歯茎と合わなくなる場合がありますので、そのすき間を埋めるメンテナンスも重要です。半年~1年に1回、入れ歯の定期健診は欠かさず行うようにしましょう。